死んだように生きる非モテ中高年平社員楽しみは片想いの店員さんに一目会うことだけ

死んだように生きる中高年平社員の唯一の楽しみは、片想いをしている近所のスーパーの店員さんを一目見ることだけである。

このスーパーの女性は最近のメガネを外し、何だかすごく痩せて、めっきり綺麗になった。

いつもズボンなのに今日はスカートを履いていた。

年中無休のスーパーで、彼女に会えるのは平日の早い時間だけなのだ。残業して遅くなると、彼女はもう居ないし、土日もあまり見かけない。

ストーカーと間違われそうな変態おじさんとしては、数日仕事を休み彼女のシフトを調べ上げたい衝動に駆られる。

そして今日もこの報われない片想いの彼女と楽しくデートをする妄想にふける。

気持ち悪かろうがなんだろうが、想像することは自由だ。そして無料であり、犯罪ではないのだ。